寒空。

サクラツツジ。

ずっしりと重たそうな寒空の下。

冷たい雨混じりの北風にさらされ、散っては咲き、散ってはまた咲く。

そして、その儚い薄紅色の花を見ながら、ふと気づく。

「そうか…花を咲かせるってこういうことなんだ」と。